
《プロ直伝》きちんと知っておきたい、ブラジャーの正しい洗い方・干し方
下着の知識
ブラジャーって、どうやって洗うのが正解?型くずれしにくい干し方ってあるの?
意外と知らないそんな疑問を解消すべく、ワコール直伝の「ブラの正しい洗い方&干し方」をご紹介!
さらにアンケート※に寄せられた質問にもズバリお答えします!
※ ワコール調べ(集計期間 2024年7月1日-7月10日 総計1,725人)
7割以上が「ネットに入れて洗濯機へ」。これってOK?

まずは、普段みんながどうやってブラを洗っているのかリサーチ!
※ ワコール調べ(集計期間 2024年7月1日-7月10日 総計1,725人)
「洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う」という人が75%と、圧倒的に多い様子。
その他には、次のような回答が集まりました。
「高価なブラは下着用洗剤で手洗いするが、それ以外は洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う」
「洗濯機のおしゃれ着洗いモードで」
「ワイヤー入りのものは手洗いして、ノンワイヤーはネットに入れて洗濯機で」
洗濯機で洗ってもいいのか、手洗いのほうがいいのか・・・一体なにが正解なの!?
ブラの基本的な洗い方をチェック!
洗濯する前に、必ず「取り扱い絵表示」を確認しましょう。
|手洗いの場合
ブラを容器に入れて、軽く「ふり洗い」をします。特に汚れが気になる箇所は「つかみ洗い」をして洗います。
しっかりすすいだあと、タオルで水分をとりましょう。
|洗濯機で洗える場合
ホックを留めてから洗濯ネットか専用ネットに入れ、弱水流で5~6分程度洗います。
全自動で洗う場合は、「ソフト洗い」や「ランジェリーコース」に設定しましょう。
素材やデザインによって、ブラの洗い方は異なります。
ぜひ洗濯前に取り扱い絵表示をチェックする習慣をつけてください!
洗い方の疑問、あれこれ聞いてみました!
基本的な洗い方はわかったものの、まだ細かい疑問が残る人も多いのでは?
そこで、アンケートで寄せられた質問をワコールに聞いてみました!
まずは手洗い、洗濯機洗い、両方にまつわる質問から。
Q. おしゃれ着用洗剤や下着用洗剤を使ったほうがいいの?
特にボディクリームを塗った時は、油分がよく落ちる普通のアルカリ性洗剤のほうがいい気がするけれど・・・。
A. 下着の素材はデリケートです。アルカリ性洗剤は生地を傷めてしまうので、おしゃれ着用洗剤や下着用洗剤などの中性洗剤を使ってください。
また、ボディクリームや制汗剤がブラに大量についてしまうと、変色や劣化につながることもあるので注意してくださいね。
Q. パッドはどうやって洗えばいいの?
A. 取り外しできるパッドは、ウレタン生地や不織布などで覆われています。洗剤が残りやすいので、ブラから取り外して手洗いをしてください。
洗い方は、ブラと同じく中性洗剤を使って「ふり洗い」で。乾かす時は、タオルで包みこんで水気をとってから、風通しのよいところで陰干しをしてください。
Q. 洗濯しても、カップ内側やアンダー部分の汚れやニオイが気になる・・・。
ニオイを落とすコツがあれば教えて!
A. つけたその日のうちに洗うようにしてみてください。
洗剤は適量を使い、洗剤が残らないようによくすすぐことも大切です。
また、生乾きのニオイを防ぐためにも、洗濯後はしっかりと乾かしてくださいね。
Q. 夏は1回つけるたびに洗っていますが、冬は汗もかかないから数回に一度洗う程度。これって大丈夫?
A. 冬場でも少なからず汗をかいているものです。
皮脂や汗は生地を傷める原因になるので、冬もつけたその日のうちに洗うのが理想的です。
Q. つけおき洗いをしても大丈夫?
A. 汚れを封じこめてしまう原因にもなるので、つけおき洗いは避けてください。
Q. カビを防ぐためにできることは?
A. つけたその日のうちに洗うことでカビ対策になります。
また、洗濯後は濡れたまま長時間放置せず、風通しのよいところで陰干しをして、しっかり乾かすよう心がけてくださいね。
つけるたびに洗うこと、そしてしっかり乾かすことが大切なんですね。
次は洗濯機で洗う時の疑問です。
Q. 漂白剤や柔軟剤を使っても大丈夫?
A. 下着はデリケートな素材を多く使っています。生地を傷める原因になるので漂白剤の使用は避けてください。
また、柔軟剤は適量を使用するようにしてくださいね。
漂白剤や柔軟剤を使って、他の洗濯物と一緒に洗っている人もいるのでは?
洗濯機で洗う時も、下着は分けて洗ったほうが安心かもしれませんね。
最後は、手洗いする時の疑問です!
Q. 力加減やお湯の温度、すすぎ具合の目安は?
A. 温度はぬるま湯、力加減は軽く「ふり洗い」が目安です。
また、洗剤が残らないようにしっかりすすぐことも大切です。
Q. 「ふり洗い」で汚れが落としきれるか心配・・・。
A. 大丈夫です!つけるたびにできるだけ早く洗えば、「ふり洗い」で皮脂や汗の汚れを十分落とすことができます。
Q. お風呂に入った時にボディソープで手洗いしています。大丈夫?
A. 酸性やアルカリ性のボディーソープは、生地を傷める原因になってしまいます。
しっかり汚れを落とすためにも、おしゃれ着用洗剤などの中性洗剤を使ってください。
Q. 手洗いしたあと、しっかり脱水するにはどうすればいい?乾燥機を使っても大丈夫?
A. 生地を傷める原因になるので、乾燥機の使用は避けてください。乾いたタオルで軽く押さえて水分をとりましょう。
また、「ねじりしぼり」もカップの型くずれの原因になります。とにかく負担をかけないよう、やさしく乾かしてあげてくださいね。
Q. 毎回手洗いするのが面倒・・・もっと手軽な方法はない?
A. 長く愛用するためには、やっぱり手洗いがおすすめです。
でも、ワイヤーのないブラなど洗濯機で洗えるものもあるので、取り扱い絵表示を確認してみてください。
洗濯機で洗う時は、ネットに入れることを忘れないでくださいね。
ちなみに、おすすめの下着用洗剤はコチラ!
ワコール ランジェリーウォッシュ
下着の素材を傷めにくい無リン・無着色の下着専用中性洗剤です。
繊細なレースにもやさしく、蛍光剤も無配合なので、淡い色や生成りのお洋服にも安心して使えます。
いかがでしょうか?これでブラを傷めにくい洗い方がマスターできそうですよね!
そして、次に気になるのが洗ったあとの干し方。
みんなどうやって干してるの?正しい干し方は?早速見てみましょう!
約5割の人が「逆さ干し」。はたして正解は?
みんなの普段の干し方を聞いてみたところ・・・
※ ワコール調べ(集計期間 2024年7月1日-7月10日 総計1,725人)
「逆さにして洗濯バサミで留める」が約5割という結果に。
他には、カップの真ん中で二つ折りにしてハンガーや竿にかける人や、ストラップを洗濯バサミで留めているという人も。
どんな干し方が正解なのでしょうか?
「逆さ干し+2つのコツ」で型くずれ防止!
実は「逆さにして干す」のは正解!
さらに、ちょっとしたコツを加えることで、型くずれを防ぎながら干すことができます。
干し方のコツ①
まだ湿っている状態で、カップの肌側を中心から外に向かって、指先で引っ張るようにまるくととのえてから干しましょう。
干し方のコツ②
干す時は、伸びにくいカップの下を洗濯バサミで2箇所はさんで干します。
こうすれば、カップ部分の型くずれやストラップの伸びを防ぐことができます。
干し方の素朴な疑問もスッキリ!
干し方についても、アンケートで寄せられた質問を投げかけてみました!
Q. 陰干しのほうがいいってホント?
A. 直射日光や紫外線は、生地の黄ばみ・傷みのもとになります。
風通しのよいところで陰干しをしてください。
Q. 二つ折りにして干すのはダメ?
A. 二つ折り折りでも大丈夫ですよ。
左右のカップの真ん中(谷間部分)で二つ折りにして、ハンガーにかけて干してください。
Q. 「平干し」よりも「逆さ干し」のほうがいいの?
A. 置いた状態で乾かそうとすると、濡れた重みでカップのかたちがくずれてしまうこともがあるので、逆さ干しのほうが安心です。
Q. パッドはどうやって乾かせばいい?
A. ブラジャーと同じく、風通しのよいところで陰干しをして、しっかり乾かしてください。
Q. 部屋干しすると、乾きが遅いしニオイや細菌も気になる・・・。対策はありますか?
A. 部屋の湿気が溜まると、生乾きのニオイの原因になってしまいます。
部屋干しの時もできるだけ空気の流れを作って、風通しをよくしてくださいね。
ブラはデリケートなもの。
お気に入りのブラを長く愛用するためにも、正しい洗い方・干し方でケアしてあげてください!
また、ショーツやメンズパンツの洗い方・干し方についてもくわしくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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