ブラ選びに悩む人へ
「わたしに合うブラ診断」
開発・進化の裏側
まずは知りたい!「わたしに合うブラ診断」の仕組み
みなさん「わたしに合うブラ診断」はご存じですか?
「オンラインでのブラ購入は不安…」「サイズはあっているのになんだかしっくりこない」
そんなブラ選びの悩みに応えるサービスとして誕生したのが、わたしに合うブラ診断です。もともとは3D計測サービス「SCANBE」のお客様向けに開発されたサービスでしたが、より多くのお客様にご利用いただけるよう、2025年7月にワコールウェブストアでも利用できるようになりました。
3D計測サービスSCANBEの計測データ、またはセルフ診断の回答をもとにボディタイプを診断し、体型に合いやすいブラジャーとの相性を「相性度」として可視化することで、オンラインでのブラ選びをサポートしています。
2025年7月にワコールウェブストアでリリースされてから、
100万人以上の方にご利用いただいております!
多くの方に支持されるサービスの裏側には、どのような工夫やこだわりがあったのでしょうか。今回は、人間科学研究開発センターで診断ロジックの研究開発を担当する川村さんと、ワコールウェブストア版の企画推進を担当した木村さんに、サービスの開発背景やワコールウェブストア展開の裏側について、たっぷりとお話を伺いました♪

約45,000件のボディデータから生まれた診断
わたしに合うブラ診断開発の裏側には、ワコールが人間科学研究所を設立した1964年以降積み重ねてきた体型研究があります。研究の出発点は、「同じサイズでも体型の特徴によって合いやすいブラジャーが異なる」という事実でした。そこからワコールでは、「どんな体型の人に、どのような設計のブラジャーが合いやすいのか」を明らかにする研究を続けてきました。体型の特徴を整理し、タイプごとに分類できるようになるまでに10年以上研究を積み重ねてきました。
研究が大きく前進したのは、2019年にSCANBEが導入されてからでした。これにより大量の体型データを収集・分析できるようになり、約45,000件のボディデータをもとに8つのボディタイプを分類するアルゴリズムが完成しました。
その後は、ボディタイプごとに実際の商品を使ったフィッティング検証を実施し、「どの体型にどんなブラジャーが合いやすいのか」を研究しながらブラジャーとの適合性(相性度)を判定するロジックを構築していったと川村さんは語ります。
こうした長年の研究と膨大なデータ、そして実際のフィッティング検証の積み重ねによって生まれたのが、現在のわたしに合うブラ診断なのです。

「自分に合う」を見つけやすくする仕組み

診断では、ボディタイプとブラジャー設計の相性を分析し、商品ごとに相性度を算出しています。
ただ、川村さんは研究を進める中で、「合うブラ」の感じ方は人それぞれだと実感してきたと話します。実際のフィッティングでは、同じような着用状態でも「ぴったり」と感じる人もいれば、「なんとなくしっくりこない」と感じる人もいるためです。研究では客観的な適合性だけでなく、モニターの主観的な着用感も重視しながら開発が進められてきました。
川村さんは、「最も大切なのは、お客様ご自身が『ちょうどよい』『フィットする』『快適』と感じられること」だと話します。
わたしに合うブラ診断は、お客様の正解を決めるためのサービスではありません。
「研究で導き出した客観的なロジックを使いながら、お客様一人ひとりが自分に合うブラジャーを見つけるための選択肢をご提案することを目指しています」と川村さんは語ってくださいました。

利用者からのお声
診断を利用したお客様からは、「自分に合うブラジャーが分からなかったので参考になった」「これまで選んだことのない商品に出会えた」といった声が寄せられています。
実際に、診断結果への納得度は77%、実際に届いた商品の満足度は75%、さらに再利用意向は88%と、高い評価を得ております。
木村さんは、こうした支持を集める理由について、「数多くあるブラジャーの選択肢の中から、自分の体型に合いやすい商品を簡単に提案してもらえる点」にあると話します。
ブラジャーのようにフィット感が重要なアイテムは、「つけごこちで失敗したくない」と感じる方も少なくありません。多くのお客様がランキングやレビューを参考に商品を選ぶなか、わたしに合うブラ診断はそうした不安や期待に寄り添う存在になっているのではないかと木村さんは考えています。
さらに木村さんは、診断によってお客様のブラ選びにも変化が生まれていると感じているそうです。診断前は「いつも同じシリーズを選ぶ」「サイズだけで選ぶ」という傾向が見られる一方で、診断後は自身の体型特徴やフィット傾向を理解したうえで商品を検討する方が増えているとのこと。
なかには、「自分には似合わないと思っていた商品を試してみたら意外と良かった」という声もあり、新たな商品との出会いや選択肢の広がりにつながっているそうです。木村さんは、お客様自身が自分のからだへの理解を深めながらブラ選びをできることも、わたしに合うブラ診断の大きな価値の一つだと語ります。

お客様の声を受けて進化を続ける「わたしに合うブラ診断」
一方で課題もあります。
多くのお客様に支持されている、わたしに合うブラ診断ですが、開発チームはまだ改善の余地があると考えています。
木村さんによると、お客様からは「届いた商品のサイズが合わなかった」「診断対象外の商品がある」といった声も寄せられているそうです。こうした声を受け、2026年7月にはS・M・Lサイズ展開のブラジャーも診断対象に追加されました。現時点ではサイズマッチングまでは行っていないものの、今後はサイズ提案の精度向上も含め、さらなるサービス改善を進めていきたいといいます。
また川村さんは、現在のボディタイプ分類を構成する要素についても研究を続けていると話します。現在は、①ボディオーバル ②トップテーパー ③バストのボリュームという3つの要素をもとに分類していますが、ブラジャーとの相性に影響する体型要素はほかにもあると考えられているそうです。より多くのお客様に精度の高い提案ができるよう、今後はボディタイプ分類そのもののアップデートも予定しているとのことでした。

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① ボディオーバル:胴体の厚みの特徴を表す指標(丸胴~平胴)
② トップテーパー:上半身のシルエットの特徴を表す指標(逆三角形に近い体型~長方形に近い体型)
③ バストのボリューム:カップ・アンダーサイズ
体型だけではなく、一人ひとりに寄り添うサービスへ
木村さんは、今後のわたしに合うブラ診断について、「単なる商品レコメンドサービスにとどまらず、お客様自身が自分のからだを理解し、自信を持って商品を選べるようサポートする存在にしていきたい」と話します
また、お客様一人ひとりのニーズはますます多様化しています。そのため、体型だけを軸にした提案ではなく、ライフスタイルや使用シーン、デザインの好みなども含めた、よりパーソナルな提案ができるサービスへ発展させていくことが必要だと考えているそうです。
さらに将来的には、ブラジャーに限らず幅広い商品をご提案できるようにすることで、それぞれのお客様に合った選択肢を届けられるサービスを目指しています。
一方で川村さんはご自身でわたしに合うブラ診断を実際に利用してみて、「長年研究をしているブラジャーオタクとしては、正直まだ物足りません……」と率直な思いを語ります。それでも、多くの商品の中から自分に合いそうなものを絞り込んだり、気になる商品の相性を確認したりできる現在の機能は、ブラ選びに悩む方やブラ迷子の方の役に立てるのではないかと感じているそうです。

ブラ選びに迷ったら、まずは自分のからだを知ることから
長年の研究と約45,000件のボディデータをもとに生まれた、わたしに合うブラ診断。その背景には、研究者の試行錯誤と、お客様一人ひとりに寄り添いたいという想いがありました。最後に、川村さんと木村さんにわたしに合うブラ診断を通して、みなさまにお伝えたいことをお聞きしました。
川村さん
「たくさんありすぎて、どう選べばよいかわからない」「この商品が気に入ったけれど、わたしに合うのかな?」と、ブラ選びの難しさを実感されているお客様はたくさんいらっしゃると思います。長年の研究成果を詰め込んだ『わたしに合うブラ診断』をぜひ体験して、お気に入りの1枚に出会っていただきたいです。
木村さん
ブラジャーは商品数も多く、また一人ひとりの体型や好みによって合う商品が異なるため、「これが正解」と言い切れるものではありません。
だからこそ、まずは自分自身のからだを知り、自分に合った選択肢を見つけることが大切だと考えています。
「今のブラが本当に合っているかわからない」 「新しいブラジャーに挑戦してみたい」 「たくさんあって、どれを選べばいいかわからない」
そんな方は、まずは気軽に診断を試してみてはいかがでしょうか。
自分のからだを知ることが、これまで知らなかったお気に入りの一枚との出会いにつながるかもしれません。
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